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2001年03月31日
シェーンベルク「月に憑かれたピエロ」など
演奏:Ensemble Musique Oblique
出版:harmonia mundi
評価:☆☆☆☆
感想:クラリネットのRemi Lernerは非常にダークです。音が暗いというより何か、雰囲気が暗いというか・・・曲が暗いからかもしれないけど。演奏全体は悪くないのですが、シュプレッヒシュティンメはちょっとやり過ぎ気味。室内交響曲No1(Webern編曲の小編成版)が入っているのがポイント高い。この曲はオリジナルよりもこちらのほうがずっとバランス良く聞こえる。この曲の価値がわかる。
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サンサーンス「動物の謝肉祭」など
演奏:Ensemble Musique Oblique
出版:harmonia mundi
評価:☆☆☆☆
感想:最近お気に入りのRemi Lernerを聞くだけのために購入。さすがに、 Pierrot Lunaireよりは明るめにやっているけども、ダーク系で、派手さはないけれども良い感じ。もっとCDが出て欲しいものだ。
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A Festive Moment with the Moragues Quintet
演奏:Moragues Quintet
出版:Le Chant du Monde
評価:☆☆☆☆
感想:モラゲス五重奏団の20周年記念演奏のCD。小品が22曲入っている。編曲物(カルメンなど)・五重奏の定番(Farkasなど)などいろいろ入っていて参考になる。モラゲスはうまいけれども、こんなに派手だったかな~と思うときもある。ラベルのPコン2楽章が入ってますが、最初のクラリネットソロが無茶苦茶うまい。
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モーツァルト「セレナードハ短調 K388」など
演奏:Moragues Quintet
出版:AUVIDIS VALOIS
評価:☆☆☆☆
感想:この曲は木管五重奏では無理があると思っていたけれども、そんなことは全く感じさせないとても良い演奏。クラリネットとバセットホルンのためのAdagioの木五編曲版も入っているのもポイント。
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ドヴォルザーク「弦楽四重奏曲 アメリカ」など
演奏:Moragues Quintet
出版:BNL
評価:☆☆☆
感想:弦楽四重奏の木管五重奏への編曲。悪くないけれども、特別おもしろいとも思えなかった。
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メシアン「世の終わりのための四重奏曲」など
演奏:The New York Philomusica Chamber Ensemble
出版:VOXBOX
評価:☆☆☆☆☆
感想:2枚組で超廉価版で入手。ところがこれは非常に良い演奏。やや遅めのテンポで、敬虔な雰囲気と緊張感がうまく出ています。クラリネットのJoseph Rabbaiは初めて聞きました。伝統的なフランス式に近い奏法と思います。Pの音色・表現がとても良いです。
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2001年03月20日
Walter Boeykens
ベルギーのソリスト。柔らかく柔軟で、音も厚みがあって、インターナショナルなクラ吹きという感じで、とても好きでした。しかし、CDは彼の魅力を伝えるものに出会っていません。残念なことです。NHK-FMでのスタジオ演奏を、15年くらい前に録音しましたが、そのシューマンなどはとてもすばらしいものでした。おそらくそのころが全盛時代だったのだと思います。現代奏法もすごかったですね。重音奏法をばりばりやってました。ああいう美しい音で、現代曲もがんがん吹けるというのは、すばらしいですね。1989年録音のブラームスのソナタがありますが、音色にかつての美しさがありません。クラリネット・クワイアの主催なんかもやってるらしいです。
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Eric Hoeprich
18世紀オーケストラの主席。おそらく古楽器クラリネットの第一人者。今時のクラリネット吹きでの最も重要な人の一人だと思います。忘れかけていたクラリネットの音の美しさを実感させてくれる。音楽作りは割とモダンな感じです。古楽器だから古臭い(?)なんてイメージではありません。古楽器はあくまでも手段であって、音楽自体は現代的なダイナミクスの大きい(本当に音がでかいというより、表現に幅があるというか・・・)ものだと思います。モーツァルトのCDも出ていますが、18Cオケでのスコットランドやイタリアなどのソロはすごいです。
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Louis Cahuzac
フランスの伝説的なクラリネット奏者(1880-1960)。確か、ストラビンスキーの3つの小品は彼に献呈されています。録音が残されています。大変ありがたいことです。 NHK-FMで歴史的なクラリネット奏者の特集をやったときに、ピエルネなどの小品を聞きました。うまいです。音が太め(というかB45あたりで吹いていそうというか・・・)で、フランスクラリネットの印象が変わりました(現代のフランスクラリネット奏者の層の厚さは彼から受け継いでいるのだと思います。)モーツァルトなどクラリネットの名曲の演奏を是非聴いてみたいものです。しかし、おそらくCD化されていません。私が持っている唯一の CDはニールセンの協奏曲ですが、これは1947年、つまりカユザック 67歳の録音です。さすがにこの年でこの曲はつらいです。ぼろぼろの演奏になっています。これを聴いてカユザックの実力を判断してほしくないなと思います。
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Alain Damiens
アンサンブルアンテルコンタンポランのソリスト(多分今も)。ブーレーズ来日のときに、ソロ吹いてましたね。現代音楽のスペシャリストの感がありますが、実力者です。非常に張りのある、良い意味でちょっと金管っぽい音を出します。音楽も非常にダイナミックです。ストラビンスキーの兵士の物語などは、そういった特徴が良く出ています。クセナキスの曲が入ったCDなどは、彼の現代物の得意さを十分に堪能できます。
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Paul Meyer
☆フランスの中堅ソリスト。柔軟性がありダイナミックな音楽を聴かせる。でも、音も悪くない。おそらく初来日のときに生演奏を聴きました(東京文化会館)。そのときは、全くだめでした。おそらくリードがあってなかったんじゃないかと思いますが、音が荒く、微妙なコントロールが全くできていませんでした。特に、これまで聴いたこともない、やたらでかい音で吹いていて、あまりに調子悪いのでやけになっているのではないかと思ったほどでした。その印象で、CDはずっと買ってなかったんですが、いざ買ってみるとずっと良い印象。あの生はなんだったんだ、と思いました。フランス曲集に入っているショーソンは名演です。ブルッフの三重奏も優等生的ですが、悪くありません。
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Michel Arrignon
☆以前は、アンサンブル・アンテルコンタンポランのソリストでした。どちらかというと、現代音楽のスペシャリストとして有名だったと思います。アンサンブル・アンテルコンタンポランをやめるときに、後任にふさわしい人物を見つけられなかった、それほど、偉大なプレーヤーだったという伝説が残っているらしいです(昔、NHK-FMでスタジオでの演奏を流していたときにそんなことを誰か言ってました。)かつては非常に尊敬しておりました。私はこの人の一番の特徴は、そのモダンなセンスだと思ってます。テクニック的には、後任のアラン・ダミアンの方が上なんじゃないかと思います。しかし、アリニョンのダイナミックさは、今時のクラリネット吹きという感じで新しさを感じました。気まぐれという言葉が一番似合うような気がします。数年前にアンサンブルで来日公演をしたことがありまして、実演を聞きました。プーランクの木管五重奏+ピアノの六重奏でしたが、正直言って、全くダメで、時々気が向いたように美しい音を出すのですが、基本的にほとんどやる気があるようには見えませんでした。最近は新しいCDを聴いていませんので、何とも言えません。最近はあまり活躍していないかなあ、と思います。お勧めの演奏は、ぱっと思いつきませんが、昔のアンサンブル・アンテルコンテンポランの演奏のソロにその片鱗を見せます。シェーンベルクの室内交響曲第一番なんかはいかにもアリニョンという感じがしました(出番は少ないですが)。
Jacques Lancelot
コラムでランスロ批判めいたことを書いてしまったのでフォロー。 1940年代~70年代に活躍したフランスを代表する奏者。ちょっとソリスティックなタイプのせいか少し癖あり。録音はいっぱい残ってます。ブラームスの五重奏なんかもあって、期待できないと思う人も多いかもしれませんが、これがなかなか悪くなかったりします(もちろん、ウラッハが一番と思っている人には勧めませんが・・・)。でも、私がとても強い印象を受けたのは、ロッシーニの四重奏曲です。ランパル・オンニュといった(古き)フランスを代表するプレーヤと組んだ最高の演奏です。とにかくソロ良し、アンサンブル良し、音楽良しと、木管アンサンブルの奥深さを堪能させます。最近でも、これを超える木管アンサンブルの録音はあまり多くないと思います。同じ片手間(?)でやっててもここまでやるのはすごいです。昔の人はうまかったのかなあ・・・・最近(1998年)、彼の演奏のCDが一通り発売されました。ジョリベ・フランセの木管五重奏のCDを聴きましたが、すばらしい演奏でした(特にジョリベ)。相当な練習が積まれていると思われます。個人がうまいだけではこうはならない。こういう手間をかけた質の高い演奏は、時間に追われる現代のプロからはもう聴けないのではないかと、思ってしまいます。(アマチュアのコンテストのような一発勝負の場しか期待できないかと。)
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Pascal Moragues
☆パリ管の主席。確か10代にして主席になったんじゃなかったかな?主席なりたてのころ、来日しスタジオでの演奏(サンサーンス・プーランクなど)がFM で流れまして、ショックを受けました。新しいフランスの流れを感じました。音は豊かです。問題点はパリ管がさっぱりいい演奏をしてくれないので、パリ管のCDを買う気がしないのと、ソロのCDが出ないことかな。木管五重奏のCDが出ていて、これは彼の魅力を十分に伝えてくれます。 パリ管来日公演を聞いたことがありますが、健在でした。ただ、ちょっと音が派手目になったかなあという気もしました。
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Gerevase de Peyer
イギリスのソリスト。イギリスっぽい若干派手目の音色ですが、音楽が非常にしっかりした実力者だと思います。私は昔聞いたバレンボイムとのブラームスのソナタが名演だと思っています。CD化されていないのが非常に残念です。わりと新しい録音だと、若干、年をとったせいか、甘く(音色も、音楽的にも)なった感じがします。しかし、アルペジョーネ・ソナタなどの入ったCDは晩年の名演です。
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Reginald Kell
ブライマーより一世代前のイギリスの伝説的なプレーヤーです。私はイギリスのクラリネットがきらいで、特にブライマーが苦手です。理由は、音の派手さに引っ張られて音楽の底が浅く感じるからです。でもケルは例外です。音楽性豊かで深いと思います。ブラームスの五重奏は必聴です!これに対抗できる録音は、ほとんどないと思われます。録音は古いです。ケルの音はかなり固くて、今どきだと、こういう音を出すことは(素人でも)考えられません。(世界のクラリネットの音は変わった。ただし録音のせいもかなりある)しかし、音楽の自在な変化と熱さが伝わります。バックの弦もすごい。ケルの演奏でCD化されているものは多くないと思います。私は、ブラームスの五重奏と三重奏・モーツァルトの協奏曲を持っています。モーツァルトは今一つでした。(そういえばケルのLPが一枚一万円くらいで売られているのを仙台のレコライで見たことがあります。)
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Stanley Drucker
ニューヨークフィルの主席。もういい加減年寄りだけど、まだやってるのかな?私はこの人は最近のCl吹きの中で最もテクニックのあった人ではないかと思います。いわゆる天才肌の人です。コープランド・コリリアーノの協奏曲は名演です。一聴をお勧めします。でも、オケ吹きとしてうまいと思うことは意外と少ないです。あまりやる気がないのかなあ。ソリストとしての実力のほうを私はより評価します。
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Robert Marcellus
クリーブランド管の元主席。指導者としても、多くのアメリカの奏者を育てたらしいです。最高のオケ吹きだと思います。オケ吹きとしての私の目標です。セル指揮での、ブラームスの交響曲三番・四番は最高です。ソロのCDとしては、モーツァルトの協奏曲が残っています。が、録音状態があまり良くないせいもあり、ぱっとしません。やはり、この人は、オケでのソロを聴くのが最高かと思います。丸いクラリネットっぽい(?)音です。テクニックも完璧です。
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David Shifrin
私の音色に関する目標です。世界でも指折りの美しい音を出す人だと思います。エーラー式ではなく、ベーム式からもこういう美しい音が出るようになったのは時代の変化なのかなあと思います。音に耽溺するタイプなので、音楽全体の出来はイマイチ。でもモーツァルトでは、はまった演奏を聴かせてくれます。外版でCDはいっぱい出てますが、音はすばらしいものの、音楽には今一つ力がなく、名演を残せていません。でも、ブラームスのソナタの演奏なども私は好きです。本当美しさだけを追求しているという感じです。と思ったら、グラモフォンからひさびさにCDが出ました。モーツァルトとブラームスの五重奏です。超名演とは思わないけど、買って損はないです。録音も悪くないし、演奏もそつがないです(健在でした)。これから、シフリンのCDがグラモフォンからどんどん出てくることを期待しましょう。
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Richard Stortzman
☆日本の評論家には非常に受けが悪かったストルツマンですが、最近は、かなりメジャーになってしまって、評価も変わってきているかもしれません。ストルツマンに対する評価として、「技術はすばらしいが、音が美しくない」というのを良く見ますが、それは誤りだと思います。というのは、後半じゃなくて、前半です。ストルツマンは、いわゆる一流のクラリネット奏者の中で特別技術が高いとはあまり思いません。若いころ、アメリカのオケのオーディションで落ちたという話があるのは良くわかります(出典不明。ガセだったらごめん。それでぷらぷらしてたところをピーター・ゼルキンに拾われてTASHIを始めたというような話だったような・・・)。実際、技術は、アメリカの一流オケのトップよりは落ちる気がします。(例:ニューヨーク=ドラッカー。クリーブランド=マルセルス。シカゴ=コムス などの技術は半端じゃない)。来日したときに、モーツァルトの協奏曲を聞きましたが、技術的にはイマイチでした。でも、ストルツマンは素晴らしい偉大なプレーヤーです。その理由は、彼の音楽に対する素直さというか率直さというか自由さというか・・・です。昔は「モーツァルトはXXでなければならない」「ブラームスは・・・」というスタイルがありましたが、そのスタイルを破壊した最初の人がストルツマンだと思います。彼は、モーツァルトもメシアンもストラヴィンスキーもジャズもすべて同じ音楽としてやってしまったのです。これは当時革新的なことであったと思います。今では古臭いスタイルというのは完全になくなってしまって、皆当たり前のように自由にやっています。でも、それを最初にやってしまったストルツマンは偉いと思います。
来日公演のときにも思いましたが、弱音の美しさにはまっている(強調している)ようでした。私はあまり好感は持ちませんでした(昔の奔放な演奏が好き)。でも、間違えなく美しいことは確かでした(でもあれくらい他の人でもやろうとすればできると思うけども・・・やらないけど。)。
お勧めCDですが、誰も勧めませんが実は私はブラームスがお勧めです。三重奏&五重奏は歴史に残る名演と思っています。本人がすぐれているというよりは、周りの優れたプレーヤ(ヨーヨーマ。東京カルテット)との相乗効果で非常に心のこもった・熱い演奏になっています。ソナタは賞をもらったらしいですが、あまりたいしたことないので買わなくても良いです。また、TASHI時代の録音もはずせないでしょう。メシアン・ウェーベルンは一聴の価値ありです。本人がうまいというよりは、音楽全体の出来がすばらしいです。また、この人は技術が高くないので、技術を要求される曲についてはお勧めしません。世間的には、技術が高いと思われているので、良く推薦される、コープランドとコリリアーノのCDですが、だまされますので、気をつけましょう(こういう難しい曲は技術の高いドラッカーを聞くべし)。また、ブラームス五重奏でペアで入っているウェーバーの五重奏も下手でがっくりきます(これも技術が要求される)。
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Alfred Prinz
シュミードルの前のウィーンフィルの主席奏者.ベーム指揮のモーツァルトの協奏曲や,モーツァルトの五重奏などが代表的な録音です.全盛期のころのウィーンフィルでのオケ曲の演奏は,すばらしいものです.アバド指揮のマーラーNo4が最近聞いたCDの中では非常にすばらしかった.昔聴いたアバド指揮のチャイNo4・No6のソロもすばらしかったと思う(LPだったのでこの20年くらいきいてないが).クラリネットだけがオケの中で別世界という感じです.
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Leopold Wlach
今世紀最大のクラリネット奏者と言う人も多い。ウィーンスタイルの典型とされている人。モノラルの録音が数多く残されており、ファンの間では半ば神格化されている。音に最大の特徴があります。やわらかい独特の音をしてます。私が中学校のときに「ウラッハの芸術」という組LPが出まして,買いました.今ではすべて CD化されています.
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Sabine Meyer
ベルリンフィル入団騒動で有名になった、あの人です。今のベルリンのトップ程度の実力だったら、マイヤーをトップにしたって大同小異だったんじゃないだろうか?マイヤーの入団に関しては、ライスターは、「アンサンブルがなっちょらん」みたいな言い方をして反対したらしいですね。まあ、そうなのかもしれませんが、入団当初のライスターだってそんな大したことはないような・・・(そんなライスターを大事にしたカラヤンは偉大なのだ。 →ライスターはもちろん入団したころからうまかったのですが、カラヤンが積極的に世代交代させてトップに据えたみたいです(ライスターの自伝の記述から推測)。古い人にはたまらないことでしょうけど。)
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Karl Leister
とりあえず、この人については最初に書かないといけないでしょう。一般には、ライスターの音は、典型的なドイツ式の音であると考えられることが多いですが、私は必ずしもそうではないと思います。ドイツのクラリネット他の演奏や、昔のライスターの演奏を聞くと、特にそう思います。昔のドイツのプレーヤである、フルヴェン時代のベルリンフィルや、ライスターの師であるゴイザーなどは、こんな柔らかく豊かな音は出していない。もっと素朴で、若干線が細い感じです(しかし、これは、録音にも原因ありますが)。ライスターの柔らかさはどちらかというと、フランス・ウィーン・イギリスなど国外から、そのイメージを取り入れているように、私は感じます。昔のライスターは、今よりずっと音が細くかったと思います。(カラヤンとのモーツァルトの録音を聞けばわかる)で、ある時期からインターナショナルな音に目覚めて今のような国籍不明の偉大な音を獲得できたのだと思います還暦すぎてもすばらしい演奏をしています(最近出たSoloというCDも立派な演奏でした)。いわゆる太い音とは少し違うと思いますが、響きの幅がすばらしいです。
でも、私が不満なのは、ライスターには録音に歴史に残るような名演がないような気がする、ということです。ライスター本人は音が良くてうまいけど、総合的に見ると名演とは言い難いという録音が多いと思います。これは、私の持っているCDの数が少ないからなのかもしれません。私の知っている範囲のライスターの最も名演は、若いころのブラームスの三重奏です。これは、昔の音のころの録音なので、本当のライスターの魅力を伝えません。どなたか、新しいライスターの録音で名演があれば教えてほしいと思っています。(モーツァルトのコンチェルトも結局カラヤンとのやつが良いということにはならないか?)それに比べると、ストルツマンは、本人はそれほどうまくはないのかもしれませんが、ブラームスの三重奏と五重奏のCDは名演だと私は思っています(組んでる相手が良い)。期待度の違いかもしれません。ライスターは、組む相手に恵まれていない・・・のか何なのかよくわかりませんが、残念なことと思います。まあ、ライスター自体がまずいときもあります・・・名演とされるシュポアがそうだと思います。私の感覚ではかなり棒吹きで、魅力に欠けると思いました。ライスターはあまり、曲によって表現を変えるというよりは、マイペース気味で、うまくはまらないといい演奏にならないように思います。(他の例としては、アマデウス四重奏団とのブラームス五重奏もあまり良くないと思う)
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世界のクラリネット吹き
重信秀治さんの Clarinet espresso (今はない)に刺激されてやってみようかなと作りました。ほとんど録音でしか聞いていないので、評価はかなりいいかげんと思う。録音についてももう一度整理して聞き直さないとちゃんと評価できない。とりあえず記憶に頼って書いてます。実演を聞いた人には☆をつけました。